ご挨拶

東日本大震災から間もなく7年が経過しようとしています。震災当時、1歳の子どもは小学生になり、小学1年生の子どもは中学生になり、中学1年生の子どもは社会人・大学生になっております。この間、子ども・若者は、それぞれにこの震災の体験を背負い、身を削るような学びを続けています。その中には、専門的な支援に繋がった子ども・若者もいれば、支援が必要にもかかわらず、専門機関に繋がっていない子ども・若者もおります。また、彼らの中には、被災したふるさとの復興や自分たちの体験を次の世代に繋げたいと願い、活動の場を求めている若者もいます。こうした子ども若者たちが震災を抱えながら成長し、大人になっていくためには、継続的・総合的に支援を続ける体制を緊急に構築することが求められております。

阪神淡路大震災では20年間の支援の必要性が語られておりますが、さらに広域で厳しい被害を受けた東日本大震災では、それ以上の期間の支援が必要ではないでしょうか。残念ながらこれまでの子ども若者支援に見る限り、継続的・総合的な支援体制が構築されているとは言えません。

そこで私たちは、子ども・若者の成長と発達を、被災体験を抱えながら成長する子どもの視点から、医療、心理、教育、福祉などの分野にわたって総合的・長期的に支援するために一般社団法人東日本大震災子ども・若者支援センターを設立することにいたしました。皆様の暖かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表理事 足立智昭(宮城学院女子大学)